遺言書があるときないとき

 

 

もし、赤の他人に本人の財産をあげたい場合や、特定の家族に特定の遺産を渡したい場合などには、生前に死因贈与の契約でも行っていない限り、この遺言で行われることになります。

 

 

遺言には大きく分けて特別方式と普通方式の二種類があります。特別方式とは、遭難や病気など緊急事態に適用される遺言で、いろいろな方法がありますが、一般的に遺言とは普通方式を指して言われます。

 

 

普通方式の遺言には「自筆証書遺言」「公正証書遺言」「秘密証書遺言」とがあります。自筆証書は本人が全文を手書きするもので、かならず日付、署名、押印が必要です。

 

 

公正証書遺言は、二人の証人と一緒に公証人役場に行き、遺言の内容を口頭で公証人に伝え、それを文書化してもらいます。最後に公証人に内容を読み上げてもらい、内容に間違い等が無ければ、本人と証人2人が署名・押印をします。この方法の場合、原本は公証役場で保管してもらえるので、偽造の心配や紛失の心配がほとんどありません。

 

 

秘密証書遺言は、証人2人に内容を秘密にしたいときに利用します。この場合、公正証書遺言と同様に証人2人とともに公証人役場に行きますが、封をした状態で公証してもらいます。ただし、この場合には遺言書は自分で保管します。

 

 

最後に、公正証書は、その目的価額に応じた手数料を取られ、遺産の額面によって手数料が変化します。なお、秘密証書は一律11000円です。